ラ・フランスの季節

久しぶりの更新になりました。
秋も深まり、今年もあとひと月半ほど。年々早く感じられるこの頃、皆さまいかがお過ごしですか?
さて、秋は美味しいものが沢山ありますね。少し前だと芋・栗・カボチャが多くみられましたが、これからはリンゴ、そして最近はラ・フランスが店頭に並び始めましたね。
私はラ・フランスが大好きなので店頭で見かけるとワクワクします。今年もこの季節がやってきたんだなぁ・・・と嬉しくなるのです。ラ・フランスはそのまま食べても、コンポートしても美味しいですね。果肉が柔らかくて香りも良く、優しく上品なお味はお菓子作りにもピッタリです。
早速、先日ラ・フランスをコンポートしたので、お菓子作りに使ってみました。
まずは「ムース カラメル ポワール」。

レッスンでも度々ご紹介しているメニューですので、作ったことがある方もいらっしゃるかと思います。
直径15cmのセルクルを使って作るホウルのムースケーキです。
底にココアのジェノワーズを敷き、キャラメルのムース、洋ナシのムース、上面のナパージュはコーヒーエキスでマーブル模様にして仕上げます。ムースとムースの間には、缶詰でもOKですが今が旬のラ・フランスのコンポートをスライスして挟みました。

断面はこんな感じです。
ラ・フランスは自家製コンポートで柔らかいので、ムースの間に挟んでもカットしやすいです。

あと、「tarte aux poires~洋ナシのタルト」。

一般的によく作られる洋ナシのタルトです。
パートシュクレにクレームダマンドを入れて、その上に切り込みを入れた洋ナシのコンポートを並べて焼き上げます。こちらも今が旬のラ・フランスのコンポートを使って作りました。焼き込んでも、果肉が程よくジューシーでとても美味しく仕上がりました。
型は丸いタルト型でもよいですが、今回は長形で作りました。
丸い型で作ると可愛く、長形で作るとスタイリッシュになるように思います。カットした時の形が変わりますので、用途に合わせてお好みで。

今回のお菓子は缶詰の洋ナシでも十分作れますが、今がラ・フランスの旬なので、出回っている間にラ・フランスを使ったお菓子作りを楽しんでみてはいかがでしょうか。