パリブレストのオンラインレッスンを開催しました

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春から初夏へと季節の移ろいを感じられるこの頃、皆さまいかがお過ごしですか?
先日、「パリブレスト」のオンラインレッスンを開催いたしました。
ZOOMを使ったデモンストレーション形式のライブンレッスンです。
ご参加下さいました皆さま、ありがとうございました。
フランスの伝統菓子パリブレスト。
フランスの首都パリと、ブルターニュ地方の港町ブレストの間で行われた自転車レースにちなんで作られたお菓子と言われています。
シュー生地をリング型に絞り、自転車の車輪に見立てているという説があります。
中にも小さなリングシューと、それに沿わせるようにプラリネベースのバタークリームを絞ります。
シュー生地と香ばしいプラリネクリームの組み合わせが後を引く美味しさです。
シュー生地の作り方、プラリネクリームの作り方、それぞれ絞って組み立てる方法をお伝えしました。
作っていて楽しく、達成感があるのではないかな、と思います。
是非ご自宅で作ってみて下さいね!

そしてレッスンの副産物。
余ったシュー生地を使って、「pets-de-nonne ペ・ド・ノンヌ」というお菓子を作ってみました。

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ペ・ド・ノンヌは直訳すると「尼さんのおなら」という意味のフランス語です。
修道女がおならをした拍子に、生地を油に落としたことから出来たとか、他にも所説あるようです。
シュー生地を油で揚げて砂糖をまぶす、というシンプルな揚げ菓子です。
作り方は簡単で、シュー生地を丸口金を付けた絞り袋に入れ、1.5㎝位の長さにハサミで切り、熱した油で揚げます。
色づいたら引き上げ、お砂糖をまぶし、熱いうちにサービスします。
私はシナモンシュガーをまぶしました。
このお菓子の為にわざわざシュー生地を仕込むほどではないかな、とは思いますが、シュー菓子を作る際に余ったら・・・ということで、今回パリブレスト用に作った生地が少し余ったのでちょうどよい機会かと思い作ってみました。
こんなのもあるよっていうことで、お菓子の由来はユニークなので記憶に残るかと思います。
フランス菓子の本などで見かけることがあったら思い出していただけたらと思います。